kirimonokoso

kirimonokoso (キリモノコソ)



guitar --- inukai
piano --- mabika
drums --- asuna


1999年冬結成。当初は犬飼とASUNAのギターデュオとして、Loren MazzaCane ConnorsAlan Licht、Mick Turner、David Grubbs、Mayo Thompson、John Fahey、Robby Basho、John Russell、そしてDerek Bailey等の影響を消化しつつ、自身のルーツであるローファイな感触が特徴的なメロウでアブストラクトなインプロヴィゼーションを主体としたギターデュオとして活動。1本のカセット作品、1枚のCDR作品を残す。2001年前後にはフィールドレコーディングとエレクトロニクスを探究するユニットととしても活動し、1枚のCDR作品を制作。4年後の2005年、山形のレーベル『cherry music』からその頃の音源がリイシューされ"costarring from cherry farm 02"に収録される。2003年からは犬飼のソロユニットとして、kirimonokosolo(キリモノコソロ)名義でも活動し、東京のレーベル『commune-disc』でのギターをテーマに制作されたコンピレーションアルバム"version_guitar"に参加する。2004年、ASUNAがドラムスへ転向しギターとドラムスのデュオユニットとなる。その後ピアノとして末日佳が加入しトリオ編成となる。元来のアメリカーナなインプロヴィゼーションギターの雰囲気にドラムとピアノが加わったことでSlintやShellac、The Black Heart Procession、Don Caballero等の暗澹的ソリッド感を得ることになる。さらに犬飼と末日佳の両者による独特の声色による歌唱も加わり新たな展開をみせる。長野県松本市を中心に活動。2006年ごろから活動は停滞。犬飼自身は本名名義でのソロ活動が多くなる。そして2007年、犬飼が眼鏡職人修行のため福井県に移住。バンドとしては活動停止状態となる。






犬飼

■「犬飼」 (nami to kami)

:ローレン・コナーズやミック・ターナー、デヴィッド・グラッブス、メイヨ・トンプソン、ジョン・フェイフィ、ロビー・バショー、そしてデレク・ベイリー等の影響を消化したメロウでアブストラクトなインプロヴィゼーションを主体としたギターと枯れた歌に加え、近年のアンチコンやMUSH周辺に代表されるアヴァンヒップホップ的な感覚にのって紡がれるその演奏は必見。

犬飼 (kirimonokosolo)
V.A. "version_guitar"